更年期障害の症状と鍼灸治療

更年期障害は閉経前後の40代から50代の女性に発症すると言われていますが、最近では2~30代の若い年齢層にも確認されています。加齢に伴う卵巣機能低下が原因であるといわれる更年期障害は、西洋医学だけでなく鍼灸治療でも改善が期待できます。
卵巣で作られている女性ホルモンの分泌量が急激に減少する結果、血管運動、知覚、消化器、精神、泌尿器などあらゆる場所に異常が現れます。女性は誰もが必ず更年期障害の症状が発症するわけではありません。全体の約7割程度の女性に更年期障害の症状が出るといわれており、それ以外の女性には問題が起きないのです。
更年期障害の主な症状としては、のぼせ、動悸、発汗、頭痛、肩こり、耳鳴り、めまいなどが多いようです。それ以外にも腰痛、食欲不振、むくみ、冷え、倦怠感、不眠、痒み、頻尿などの症状があります。また、自律神経の乱れが原因として起るうつ状態や、不安症などの精神的な疾患も強くなる傾向にあるのです。自覚症状以外にも骨粗鬆症、脂質異常、動脈硬化などが挙げられます。
症状が酷くなる前に、速やかに鍼灸などを取り入れて更年期障害の症状軽減に努めるようにしましょう。西洋医学ではホルモン補充療法や薬が処方されます。鍼灸での更年期障害の治療は加齢により老化した腎機能低下の回復や、自律神経に対しての適切な刺激入力を行います。いずれの方法によっても更年期障害の改善は期待できますので、少しでも異常を感じたら正しく対処するようにしましょう。